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私たちの暮らしに欠かせない照明の光。

様々なデザインの照明器具がありますが、光の色や電球選びを間違うと、せっかくの器具デザインや、お部屋の雰囲気も台無しになってしまいます。
光の色や電球の種類や特徴を知ることで、光の取り入れ方や夜の過ごし方、部屋の雰囲気が変わり、明日への活力にも繋がります。

今回は、光の色や電球の種類や取り入れ方についてご紹介します。

光の色の種類や取り入れ方

光の色は、大きく分けて「電球色」と「昼白色」の2種類に分けられます。
正確には、これ以外にもありますが、今回は大まかな特徴を捉えるため、2種類をご紹介します。
それぞれの特徴や取り入れ方を見ていきましょう。


① 電球色


電球色(でんきゅうしょく)とは、暖色系であたたかみのある光の色のことを言います。
朝日や夕日に近い色で、明るさを抑えた落ち着きのある雰囲気を演出して、目も疲れにくいと言われています。
あたたかみのある光は、リラックス効果もあるので家族団らんや寛ぎたい部屋、間接照明に使うのもお勧めです。
また、料理をおいしく見せる色とも言われているのでダイニングにも、ぜひ取り入れましょう。

電球色がお勧めの部屋:リビング、ダイニング、寝室、和室、トイレ、浴室



② 昼白色


昼白色(ちゅうはくしょく)とは、昼間の太陽の明るさに最も近い自然な光の色のことを言います。
爽やかで活動的な雰囲気を演出するので、頭を使って集中したい勉強部屋や仕事部屋にお勧めです。
また、電球色よりも色がわかりやすく、細かいところまで見えやすいので、キッチンや洗面室などにも適しています。

昼白色がお勧めの部屋:勉強部屋、仕事部屋、書斎、キッチン、洗面室、クローゼット

電球の種類と取り入れ方

電球には、「白熱電球」「電球型蛍光灯」「LED電球」の3種類あります。
最近ではLED電球が主流になっていますが、その理由も合わせて、それぞれの特徴やメリット、デメリットをご紹介します。


① 白熱電球


白熱電球は、「電球といえば白熱電球のこと」というくらい、長年一般的に使われてきた電球です。
白熱電球は、キャンドルのような、あたたかみのあるやわらかな光が特徴で、陰影が出やすく、雰囲気があり、リラックス効果があります。

その反面、デメリットとして、電気代が高い、寿命が短いなど省エネ性が低いため、今では大手メーカーでの生産が終了していますが、レトロなデザインや光にこだわる根強いファンも多く、大手メーカー以外で生産が続いています。

② 電球型蛍光灯


オフィスや倉庫などによく使われる細長い筒状の蛍光灯を、家庭でも使いやすいようにしたものが電球型蛍光灯です。
蛍光灯は、白熱電球と同じ明るさでも、消費電力を抑えて、電気代は安く、そして寿命も長くなります。
また、電球色のみだった白熱電球に対し、光の色が選べることもメリットのひとつ。

ただ、デメリットとして、点灯してから明るくなるのに時間が掛かることや、頻繁にオン・オフすることで寿命が縮まります。
一度付けたら長時間つけたままのリビングやオフィスにはいいですが、短時間ですぐ明るくしたい玄関やトイレには不向きです。 蛍光管をスパイラル状にしたタイプの他に、ガラスカバーで白熱電球のような見た目のものもあります。

LED電球


最近の主流であるLED電球は、他の電球に比べて、たくさんのメリットがあります。
寿命は、白熱電球の約20倍、蛍光灯の約5倍と言われていて、使う頻度や電球によりますが、10年近く交換しなくても使えるものもあります。

また、消費電力は電球型蛍光灯よりもさらに少ないため、電気代の節約にも役立ち、省エネ効果が高い電球です。
光の色の種類もあり、使う場所によって選びやすいのもメリットのひとつ。
また、LEDの光には紫外線や熱がほとんど含まれていないため、虫が寄り付きにくく、紫外線による絵画などの劣化も起こりにくかったり、観葉植物の近くで使っても葉を傷めにくいため、インテリア小物との相性も良いのが特徴です。

ただ、デメリットとして、光が直線的で、白熱電球のようなやわらかさがなかったり、熱に弱かったり機能付きの器具に使えない場合などがあるので、選び方に注意が必要です。

電球の特徴のまとめ

それぞれの電球の特徴を、表にまとめてみました。
LED電球は、デメリットがあるとはいえ、年々進化していて、光の雰囲気や機能も変わってきていて、今一番お勧めの電球です。
電球型蛍光灯は、最近は使用頻度も減ってきました。LED電球までの長寿命は必要ない、電球代を抑えたい、などの場合に適しています。
白熱電球は、省エネ効果よりも、あたたかみのあるやわらかな光や、レトロな雰囲気を重視する方にお勧めです。
それぞれの特徴を踏まえて、自分のライフスタイルに合うものを選びましょう。

まとめ

光の色や電球は、今回ご紹介した以外にも、たくさんの種類があり、とても奥深いものです。
照明器具のデザインや機能も様々で、それに合う電球や光の色も違ってきます。 実際に取り入れる時には、今回ご紹介したことを参考にしながら、光の明るさや電球のサイズ、取付けれるかどうかも確認して、選んでみてください。

Lucourire[ルクリール]
大高美紀

憧れの海外インテリアや美しい住まいで、
笑顔溢れる豊かな暮らし
空間デザイン・インテリアコーディネート http://lucourire.com/