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ランドセルについて考える

小学校入学を来年度に控えている方。
そろそろランドセルが気になるころでしょうか?
もう購入済み・購入するものを決めてある方もいそうですね。

多くのランドセルメーカーが来年度に向けてカタログの配布などを始めており、 人気のメーカーではすでに完売したモデルも…なんて話を聞くととたんに焦りだします。

ランドセルは小学校生活において、長く寄り添ってくれる相棒のようなもの。
ランドセル選びで後悔したくないですよね。
親子で一緒に考えて、双方が納得できるように決めるのがおすすめです。

今回のコラムでは親子共に満足できるランドセル選びのコツや、 意外と難しい収納方法についてお伝えしたいと思います。

ランドセル、買う?買わない?

多くの学校で実は「ランドセルは強制ではない」ことをご存知ですか?

実際に筆者の子どもが通う小学校の入学説明会の資料の中では 「両手が空くもの」「学習・通学しやすい軽くて丈夫なもの」 「ほとんどのお子さんがランドセルを使っていますが、特に指定はありません。」と記載がありました。

できれば通学予定の小学校がどのようなルールになっているか確認した上で、 生徒たちがどのようなかばんで登校しているのか観察してみてください。

近隣の小学校は確かにほとんどの方がランドセルで通学しています。
中には大きなリュックサックを使用している子もいますし、 荷物の量によってランドセルとリュックを使い分けている子もいるようです。

高学年になるとリュックの子が多くなるというエリアもあるようです。
使用頻度は購入価格帯を考えるヒントになるかもしれません。

ランドセルを買うか買わないかは、 親が勝手に決めてしまわず、お子さんとよく相談してくださいね。

ランドセルの選び方

筆者の経験からスムーズにランドセルを選ぶコツをお伝えしたいと思います。

ランドセルを選ぶ際は大きく5つのことを考える必要があります。

「色・デザイン」
「素材」
「大きさ・軽さ」
「価格」

そして、これらは「購入場所」につながります。

5つすべてをバラバラに考えていると、いつまでたってもランドセルは決まりません。
そこで、おすすめの流れは次の通りです。


まずは親が考える


「素材」「大きさ・軽さ」「価格」は決め、「購入場所」を1~3つに絞ってしまう


次に子どもが考える


子ども自身が「色やデザイン」を決めた、という体験をさせる

それぞれ詳しく解説していきます。


① 親が考えること


事前にインターネットで情報を集めてみたり、機会があれば親だけで現物を見に行ったりします。
“この中から選んでもらえば、どれでもいい”というところまで絞れるとよいですね。

あまりにも多くのお店をお子さんと回るのは、結構大変ですし、 たくさん見すぎるとどれがよいのかわからなくなります。

調べて、現物を見て。お子さんと一緒に見に行く購入場所を絞ってしまいましょう。


② 子どもが考えること


日頃から、「こんなランドセルがよい」という話をしていて、 親子の意見が一致しているならば何も心配することはありません。

親が絞ったお店で、お目当てのランドセルを購入するだけです。
可能ならば実際に背負ってみるとよいですね。

困るのは「親と子どもの意見が合わない場合」

よく聞くのは、親はシンプルな形、色をと考えているのに、 子どもは違うものを希望するパターン。

そんな場合も決して大人の意見を押し付けず、 親子で話し合って、お互いの落としどころを見つけることが大事です。

「本当はこの色がよかったのに親がどうしても違う色にしなさいと言った」 「みんなと同じようなランドセルがよかった」と親への不満・不信感につながることもあるようです。

具体的には、子どもに情報を与える、という方法があります。

周りの子はどんなランドセルを持っているか、仲良しのお友達はあの色らしいよ、 好きなファッションにはこの色が合うね、などと会話しながら 登下校風景を観察する、一緒にカタログを見るとよいですね。

会話を重ねて、落としどころが見えてきたな・・・というタイミングでお店へ。
まわりの子が試着している様子や店員さんが進める言葉で気持ちが固まることもあるようです。

子どもの意見とはコロコロ変わるもの。
最終的に「自分が欲しいものを選んだ」という気持ちを大切にし、 子ども自身が大好きだと思えるランドセルに出会えるとよいですね。

ランドセルの収納

無事ランドセルや通学バッグを購入し、あとは到着を待つだけ。
入学するまでに「収納」について考えておきましょう。

ランドセルの収納でよく聞くのが「床に放り出されている」というもの。
最初にランドセルを収納するしくみを整えるのをおすすめします。

ランドセル、どこに置くの?

まずはどの場所に置くか。

おすすめは「宿題をする場所」です。
リビング学習の場合はリビング付近、個室で過ごす場合は個室内ですね。
ランドセルに入れるものとまとめれば、学用品の出し入れも簡単で、最も効率的な動線だと思います。

平日は学童で過ごすため、宿題は自宅ではしない・・という場合は、玄関近くに置く案も。
入学後の過ごし方に合わせて最適な置き場所を考えてみましょう。

ランドセル、どうやって置くの?

ランドセルの置き方はいくつかあります。
「ひっかける」「棚の上に置く」「棚の段に置く」「ボックスに入れる」 大きくこの4種類でしょうか。

もし常に床に放り投げられている状態ならば、お子さんにとって使いにくいということです。
どの方法を選ぶとしても「子ども目線で使いやすいこと」を意識してください。

具体的な事例を見ていきましょう。


こちらはシンプルにひっかけるタイプ。
デスクの左右にフックがついています。



同じデスクセットでもワゴンを引き出せば、ワゴン上をランドセル置場にすることも可能です。

学習机を選ぶ際にランドセルの収納方法も合わせて考えてみてください。



大容量のワゴンを購入するのもよいですね。

リビング学習の場合も学校に関係するものをすべて1か所にまとめることが可能。
成長して個室を持つようになってもシンプルなデザインなのでそのまま使えそうです。



棚に収納する方法もあります。
ランドセル専用ではなくても、インテリアや設置場所の広さなどに合わせて色々選べますね。




スペースを有効活用するならば、椅子の下というアイディアも。
学習椅子選びの参考にしてみてください。



個人的には「棚の上に置く」のがおすすめの方法です。

ランドセルを背負ったり置いたりするのが簡単で、学用品の出し入れもしやすいです。

お子さんの性格や体格によって向き不向きがあるので、 いろいろ試せるようフレキシブルな家具を選んでみてください。

我が家の「床に置かせない」ランドセル収納

少し特殊かもしれませんが、我が家の事例を紹介いたします。

用したのは「ワゴン収納」。
自宅で宿題をすることはほとんどなく、まだ個室も作っていないので、玄関続きの広い土間に設置しています。



ランドセル収納の極意は、「床に置かせないこと」だと考えています。
子どもが使う様子や意見を受けて、少しずつ改善してきたもの。

次のように使用頻度に応じて置く段を整理しています。

上段:ランドセルを置くだけ。
中段:給食セットやハンカチ、ティッシュ、マスクなど毎日使うもの。
下段:鉛筆やマスクなどのストック類やなわとびなど偶に持っていくものを。
教科書類は取り出しやすさを重視して、別の棚の上に置くルールです。



上着類や手提げもワゴンにひっかけることもでき、 子ども自身も「ここに学校のすべてのものがある」と管理しやすいようです。

こんな収納方法もあるので、お子さんにピッタリの方法を見つけてみてください。

また、親ができる工夫として、「刷り込み」があります。
小学校入学前から決まった場所にランドセルを置いておき、 「ランドセルはここの置くもの」と当たり前のこととして子どもに認識させるのです。

この方法のおかげか、我が家ではランドセルを床に置かれたことはほとんどありません。

まとめ

ランドセルについて考えること…

① まずはランドセルを買うか買わないか見極める
② 「自分が選んだ」という気持ちを大切にし、子どもと共にランドセルを選ぶ
③ 子ども目線で使いやすい、ランドセルの収納場所・収納方法を考える

これらのコツを参考に入学準備を楽しんみてください。

一級建築士/ライフオーガナイザー
kiko

一級建築士・ライフオーガナイザーの視点から
インテリアともの選び、暮らしの工夫をご紹介いたします。 instagram

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