「断捨離」や「ミニマリスト」という言葉。
みなさんも一度は聞いたことあるのではないでしょうか?
でも意外なことにこの言葉達が世の中で一般的になり始めたのは、ほんのここ10年ほどのことなのです。
このように今は「モノを持たない暮らし」が一大ブームになるほどモノが溢れている時代。
片づけのプロである私、整理収納アドバイザーFujinaoにも沢山の「捨てて楽になりたい」というご依頼がきます。
そんなモノの多さに悩む人たちがなかなか自分達で片づけられない理由。
それは「捨てること」「手放すこと」への不安が大きいのではないでしょうか。
300軒以上の片づけに携わってきた経験から言わせていただくと、実は、家の中で「捨ててしまってまずいモノ」なんてほとんどありません。
ですが一部だけ「この分野だけは要不要の判断に少し注意が必要」というモノもあります。
今回はそんな「捨てるのにちょっと注意が必要なモノ5つ」をお伝えします。
この5つを知ってしまえば他のモノはあまり悩まずに手放せるようになると思いますのでぜひ最後まで読んでみてくださいね。
それでは、手放すのにじっくりとした判断が必要なモノリスト5つをご紹介いたします。
①重要書類
家や車を購入した時の契約書や保険や積立貯金、株式投資の契約書など。
お金の契約に関する書類は丸ごと捨ててしまうことがないように中身のチェックが必要です。
とはいえ「間違って捨ててしまうのが怖いから何もかも取っておこう」となると紙類はあっという間に溜まってしまいます。
中身を取り出して封筒とチラシなどの類は廃棄して契約書面などの大切な書類だけをクリアファイルに厳選して残すようにしましょう。
②二度と手に入らないモノ
そのような作品であれば手放す判断は慎重になりますね。
子供が赤ちゃんの時に使っていたおもちゃなども、傷の一つ一つにまで思い出がある大切な品として残しておきたい場合もあるかもしれません。
他にも大好きな作家さんの初版本や、大ファンのアイドルのコンサートに行った時の銀テープなど「その時にしか手に入らない思い出の品」もあるでしょう。
このように「今、手放すと二度と手に入らないかもしれない」という品も自分が納得するまで向き合って判断することが必要です。
③家族のモノ
実は「自分以外の人の私物がゴミに見える」というのは片づけ中のあるある、なんですよね。
でも、家族といえども絶対に他人の持ち物を捨ててはいけません。
その本人がどのくらいその持ち物を必要だと思っているのかは、本人じゃないと分からないものです。
片づけたい一心で他の家族の私物まで捨ててしまうのはトラブルの元ですので、絶対にやめましょう。
④非常時に使う品
自然災害はいつ起きるか分かりませんし、大きな地震の後などは物資が手に入りにくくなりますので非常時に使う品物も
「今使っていないから」と安易に手放すのはおすすめできません。
⑤毎日使っている日用品
バスタオルがゴワゴワなので手放す。
一件、問題がないように見えますがそれがもし「毎日使っている道具」で「代替え品をまだ用意していない」のであれば捨てるのは一旦とどまりましょう。
ハサミを捨てた直後にクローゼットの整理をしていたら洋服のタグを切る必要があって困った。
夜、お風呂に入ったら体を拭くタオルがなかった…なんて困ってしまうかもしれません。
毎日使っている日用品を手放すのならば「代替え品を用意してから」が必須です。
まとめ
「捨てる時に慎重な判断が必要なモノ5つ」を挙げましたがどれも「当たり前だよね?」というモノばかりだったのではないでしょうか?
そうなのです!
実は、1番のポイントは「捨てて窮地に陥るようなモノは案外少ないし、そもそも人は無くなると本当に困るようなモノを捨てようとはしない」ということ。
今、使っているスマホや一足しかない靴を捨ててしまうような人はいません。
モノを手放すのに不安感がある人でも、実際に作業してみるとちゃんと自分で本当にいるモノ、もう不要なモノを分別できるものです。
また、片づけをした時は使う用途がなかったボタンやネジ、収納BOXなどを捨ててしまい「あ、取っておけばよかったな」と後悔することもあるかもしれません。
でも、リカバリーできるような小さな失敗にばかりフォーカスしていると、怖くなってしまい先に進めなくなってしまいます。
未来に何が必要になるのか100%予測することは不可能です。
「今、このモノだらけの生活から抜け出すことに比べたら小さな犠牲だった」と行動できた自分にスポットを当てて、自分の行動を認めてあげてくださいね。
お片づけの参考になれば幸いです。
整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)でした。
整理収納アドバイザー
Fujinao
「部屋の景色が変われば人生が変わる」がモットー。
無理のない片付けの方法を教えます。
オフィシャルブログ「片づけの力」
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