「おしゃれな部屋で心地よく暮らしたい」
「自分らしいインテリアを楽しみたい」
そんな風に思っているけど、賃貸物件で思い通りにできない、という方も多いはず。
持ち家であれば、新築やリノベーション、リフォームで自分の好みにすることもできますが、賃貸物件だと制約がありますよね。
だからといって、諦めたくないし、出来る範囲でお洒落なインテリアを楽しむ方法だってあります。
今回は、「賃貸物件でも楽しめるお洒落インテリアのコツ」をお伝えします。
賃貸物件は「原状回復」が基本
原状回復とは、退去時に住み始める前の状態に戻すことを言います。
そうなると、内装材は入居時のままで、汚れや傷もつかないように使用することが基本になります。
画鋲程度の小さな穴ならいいと言われていますが、壁に何か重いものを掛けたりするために、大きめの穴を開けたりも出来ません。
神経質になりすぎても良くないですが、借りた状態から変えないことが基本で、その中の出来る範囲でインテリアを楽しむことになります。
今ある間取りや広さを生かした配置や家具
賃貸物件で、まず気になるのは、間取りや広さではないでしょうか。
借りる時にある程度、家族構成や部屋の使い方を考えて、借りると思いますが、自分の思った通りの間取りや広さには出会えなかったり、予算の関係もありますよね。
そんな時は、「間取りや広さを生かした配置や家具」がとても大切になってきます。
そのためには、その部屋の使い方や動線を考えて、家具の配置を考えたり、シチュエーションによって、サイズ変更できたり、動かしやすい家具だといいですね。
写真のように収納を兼ね備えた家具や
デットスペースを有効活用できる家具もあります。
他にも折り畳み式や可動式の家具もありますので、ご自分の間取りや暮らしに合う家具をぜひ活用してみてください。
簡単にインテリアの印象を変える３つのアイテム
その中でも効果が大きく、気軽に取り入れやすい３つをご紹介します。
① 照明
まず１つ目は、照明です。
どの部屋にも必ず天井に照明器具はあって、引掛けシーリング式になっていることが多く、器具を変えることができます。
日本では、丸いシーリングライトが主流ですが、今ではデザイン性があり、明るさもあって、光の明るさを調整できるなどの機能性のある照明器具もあります。
自分の好きなインテリアテイストに合うデザインの照明に変えるだけで、お部屋の印象は変わりますし、 天井に１つの主照明だけでなく、フロアライトやテーブルライトを取り入れて、シチュエーションによって、照明の使い方を変えるだけで、夜の暮らし方が豊かでお洒落になります。
また、光の色を変えるだけでも、お部屋の雰囲気は変えることができます。
勉強や仕事をする時は、スッキリとした昼白色、リラックスしたい時は、あたたかみのある電球色がお勧めです。
照明について詳細をご覧になりたい方は、以前ご紹介した、こちらの記事をご覧ください。
→「照明の光の色と電球の種類や取り入れ方」
② 色
2つ目は、色です。
お部屋の印象は、色で決まります。
大きな面の色を変えることで印象は大きく変わるので、壁や床の色、又はカーテンの色を変えると効果的ですが、内装材は賃貸だと変えることができないし、 カーテンも一度選んだら、なかなか変えることがなく、主張する色だと取り入れにくいものですよね。
だから、気軽に変えたい時は、ラグやクッションカバー、花瓶などの色を変えることをお勧めしています。
お部屋のテイストに合った同系色でもいいですが、アクセントにしたい場合は、季節感のある色や、自分の好きな色柄など、冒険した色に挑戦してみてください。
色について詳細をご覧になりたい方は、以前ご紹介した、こちらの記事をご覧ください。
→「彩りのある暮らし・色の心理効果と取り入れ方」
③ 観葉植物
３つ目は、観葉植物です。
観葉植物が一つあるだけで、お部屋の印象が変わり、お洒落度がUPします。
「フォーカルポイント」と言われる、お部屋に入った時に目につきやすい場所に、130～150㎝位の観葉植物がお勧めです。
葉っぱの形や色でも、印象も変わりますので、インテリアテイストを考えて選ぶといいですね。
小さめの観葉植物を、チェストやテレビボードの上に置いたり、手入れが苦手な方は、今では本物に近いフェイクグリーンもありますので、ぜひチャレンジしてみてください。
観葉植物について詳細をご覧になりたい方は、以前ご紹介した、こちらの記事をご覧ください。
→「花や植物でお洒落なインテリアのつくり方」
内装材を替えたい時は原状回復できるDIY
今では、剥がせる糊を使って壁紙を変えるDIYや、マスキングや両面テープを使って床材を固定させたりと、色々な方法や商品も出ています。
大きな面積なので、大変な作業になりますが、自分の部屋が素敵になるのであれば、それも楽しい作業です。
あと、もう少し気軽にできる方法として、ウォールステッカーがあります。
DIYよりも簡単で、ウォールステッカーを貼るだけでも、アクセントになってお部屋の印象が変わってお洒落になります。
DIYやウォールステッカーを使う時は、説明書や使用できる材質等を確認して、事前準備を万端にして取りかかってくださいね。
まとめ
何もない状態から自由にできる新築やリノベーションもいいですが、制約のある中で、どうしたら自分の理想が形にできるのかを考えて、形にしてくのも楽しいものですよね。
「どんなインテリアにしたいか、どんなライフスタイルがいいのか」を考えて、理想が形にできる方法を、今できるところから取り入れていってみてください。
Lucourire[ルクリール]
大高美紀
憧れの海外インテリアや美しい住まいで、
笑顔溢れる豊かな暮らし
空間デザイン・インテリアコーディネート
http://lucourire.com/
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