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「あればあれほど幸せ」は間違い?子どもとおもちゃのおつきあいルール

もうすぐクリスマス。

今年はサンタさんに何を頼もうか、とウキウキしている子どもを見るのも幸せな時間ですよね。
でも、一方でこれ以上おもちゃが増えてしまうことに不安を感じている保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

おもちゃが増えて家の中の空間を圧迫している、量が多すぎて子どもが片付けできない、一つ一つのおもちゃを大切に扱わなくなるなど、おもちゃが増えすぎることで起きる家庭内トラブルも多いようです。
祖父母に頻繁におもちゃを買ってもらっているというお子さんを持つ保護者の中には「壊れたらまた買って貰えばいい」と言っておもちゃをぞんざいに扱うようになってしまった、と悩まれる方もいました。

クリスマスを控えたこの時期、整理収納アドバイザーである私のもとにも「子どもとおもちゃの付き合い方」について多くの質問が寄せられます。
実はおもちゃというのは子どもにとって、モノの管理を学ぶ第一歩なのです。

子どもとおもちゃのおつきあいルール① 量や仕組みを誘導してあげる

おもちゃが多すぎると片づけの難易度が上がり、子どもは片付けができなくなってしまいます。

そしてぐちゃぐちゃな部屋の中にいるのが当たり前になったり、親に片づけを肩代わりしてもらうようになったり、
いつも「片づけなさい!」と叱られ続けているうちに子どもは「私は片付けが苦手なのだ」と片づけに苦手意識をもってしまうようになります。

よく、「子育ては成功体験を積ませることが大切だ」と言われますが、多すぎるおもちゃはこのように片づけの失敗体験や苦手意識を植え付けてしまう可能性があるのですね。

ですから、子どもとおもちゃの付き合い方に関しても大人がある程度量や仕組みを誘導してあげることが大切です。

子どもとおもちゃのおつきあいルール② おもちゃの量を減らす

では、具体的にどうやって「適量」をキープしていけばいいのでしょうか?

まずは、家に入ってくるおもちゃの量を減らします。

普段イベントなど何もない時からおもちゃを買い与える習慣があるご家庭では購入頻度を下げる、
おもちゃ屋に行く頻度を下げて公園など買い物から離れた場所に行くようにするのはいかがでしょうか。

クリスマスや誕生日などのイベント時に両家の祖父母と両親から3つプレゼントが届く、
というような家庭ではプレゼントはおもちゃだけではなく水筒や靴など実用的なモノに変更する、
遊園地や映画、旅行に連れて行くなどの〝体験〟に置き換えてもらうなどの方法がおすすめです。

もしかしたら、孫におもちゃを買い与えるのが楽しみな祖父母も多いかもしれませんが、
本当に孫のためを考えた時、モノを大切にすることを教えるのも大切なことだと話し合うのも親の責任の一つではないでしょうか。

子どもとおもちゃのおつきあいルール③ 物量を増やさない

次に今以上に物量を増やさないようにする努力です。

クリスマスでプレゼントがもらえることが決まっているのであれば事前に
「新しいおもちゃのお家を作ってあげよう」「サンタさんにお返しするおもちゃを選ぼう」などと言って、
増える予定の分だけお子さんとおもちゃを減らしておき、全体量が今以上に増やさないようにしましょう。

子どもとおもちゃのおつきあいルール④ 子どもの手に追える量になるまで少しずつ減らす

こうしておもちゃの量が今以上に増えなくなったら、子どもの手に追える量になるまで更に少しずつ減らしていきましょう。

片づけは、パズルに似ています。
小さな幼児にいきなり100ピースのパズルを買い与えても使いこなせないように、子どもの成長や性格に合わせて「おもちゃの適量」は変わります。

自分の子が今、どのくらいの量ならば管理できるのか探りながら子どもと一緒におもちゃを減らしていきましょう。
子どもが小さい頃から「これはもう赤ちゃん向けのおもちゃだから卒業でいいかな?」「おもちゃはこの箱に入るだけにしてみようか。まずは好きなおもちゃから入れていこう」などと話し合いながら
お金も空間も有限なのでモノは取捨選択していかなくてはいけないこと、多すぎると片付けが大変になってしまうことを伝えていくのがおすすめです。



この時に一点注意が必要なのは、最初から上手に取捨選択できない子の方が多い、ということ。
いきなり親の理想量まで減らすことができなくても怒らず、がっかりせずに気長に付き合ってあげてくださいね。

「朝、起きたらおはようと言うのだよ」と一度伝えても次の日から完璧にできる子どもが少ないように、
片づけやモノの取捨選択も長い目で見てできるようになることの方が大切なのです。

まとめ

いかがでしたか?

子どもとおもちゃのおつきあいは悩ましい部分もありますが、おもちゃの管理も子供にとっては学びの一つです。

ぜひ親子で「ちょうどいい量」を目指してみてくださいね。

整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)でした。

整理収納アドバイザー
Fujinao

「部屋の景色が変われば人生が変わる」がモットー。
無理のない片付けの方法を教えます。 オフィシャルブログ「片づけの力」

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