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大人の片づけで大切なこと

目次

子育てが終わり、ひと段落がつくアラフィフ以降の世代。
大きくライフステージが変わるこの年代は、自分達のための片づけを始めるのにぴったりな時期です。

今回は整理収納アドバイザーが大人世代の片づけで大切なことをお伝えいたします。

家の中の環境を見直す

多少の無理をしても平気だった青年期、成人期を経て、気力体力などに変化が見え始める壮年期。

体の変化だけではなく、子供が手を離れたり親の介護が始まったりとライフステージが目まぐるしく変わる時期でもあります。
そんな壮年期を元気に過ごすために大切なのは、家の中の環境を見直すこと。

大人世代のライフスタイルでは無理は禁物。
まずは「これからは自分を一番大切に扱う」と決め、「これから先はどんな暮らしをしていきたいか」というイメージを膨らませていきましょう。




例えば掃除や片付けがしやすい空間が理想ならば床に直置きしているモノを撤去し、机やカウンター上のモノを減らして掃除をしやすくすることが大切です。
不慮の怪我を防ぐためにも頭上に置いてあるモノ、落ちてきそうなモノは撤去しておきましょう。
また、大きなダイニングテーブルやソファをコンパクトにして扱いやすくするのも良いでしょう。

視界に入る情報量を減らす

日々の休息をゆっくりと取れるような部屋にしたいのであれば、視界に入る情報量を減らしてみましょう。
商品パッケージは店頭で目立つように派手な色や大きな文字が使われていることが多いのですが、家の中ではただのノイズとなります。
ノイズが増えると視界や脳への刺激が大きくその空間にいるだけで疲れる、部屋にいると落ち着かない、という原因の一つに。


ですから日用品は極力引き出しや扉付き収納家具の中に定位置を作り、部屋の中から文字や色の刺激を取り除くようにすると自然と落ち着いた空間を作ることができます。
ティッシュやスプレーボトルなど出しっぱなしの方が使いやすい日用品はケースを入れ替えたりラベルを剥がしたりして文字や色の情報を減らす工夫をしてみましょう。

毎日使う道具にこだわって自分をもてなす

家にいる時間を大切に過ごすことができるよう、毎日使う道具にこそこだわるのも大切です。

毎日使うマグカップをお気に入りのティーセットで揃えてみる、ひざかけ一枚でも手触りやデザインを選び抜いたものにして他のどうでもいいモノは手放していきます。
するとモノの数が減って片づけが楽になりますし、毎日の暮らしの中でお気に入りに触れて気分が上がる瞬間が増えて心が豊かになります。

趣味を楽しめる空間を作る

家の中でできる趣味があるのであれば、それを思い切り楽しめるような空間を作るのもおすすめです。

例えば子供が使っていた部屋を今度は自分のための空間として活用するのはいかがでしょうか。
部屋にまだ子供の私物が残っているのであれば引き取ってもらえるように連絡をしてみましょう。

少し寂しさを感じるかもしれませんが、子供の私物が家からなくなって親のための空間として使えるようになるのは子供がきちんと自立をしたということ。
親離れができたという証拠で、実はとても喜ばしいことなのです。

モノをきちんと整理して安心へつなげる

日頃から片づけをしておくと自分の身になにかあった時にも安心です。

例えば急に親の介護で家を開けることになってしまった場合にも、家がきちんと整頓されていれば家に残った家族は日々の暮らしを問題なく継続することができます。
もちろん自分自身が急に入院してしまった場合にも、家族はすぐにあなたが必要なモノを見つけて病院に持ってくることができるでしょう。

モノを減らして家を整頓しておくことは周囲への思いやりでもあるのです。

まとめ

最後に、大人世代のお片づけのまとめです。

・自分の気力、体力に合わせたモノの量にする
・落ち着いた休息の取れる空間にするのであれば色、文字の情報を減らす
・毎日手が触れる道具にこだわって自分をもてなす習慣をつける
・自分の趣味、生きがい、楽しい時間を大事にする
・モノをきちんと整理しておくと何かあった時にも周囲に迷惑がかからない

いかがでしたか。
大人世代の片づけのポイントは、自分を大切に労わり、自分の理想の暮らしをイメージしていくことが大切です。
言い換えれば自分軸を大切にして生きていくということ。
ぜひお片づけで素敵な毎日を手に入れてくださいね。
整理収納アドバイザーFujinao（フジナオ）でした。

整理収納アドバイザー
Fujinao

「部屋の景色が変われば人生が変わる」がモットー。
無理のない片付けの方法を教えます。 オフィシャルブログ「片づけの力」

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